投稿日時 2017-01-11 00:40:28 投稿者 国家人民軍少将 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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萩野指導機関士と乗り込むC58の軽貨物列車。何しろ空のチキ数両と郵便荷物車一両、車掌車ポッキリなのだ。丸太の積み込みに向かう送り込みというやつだ。 油を差すところに差し、また油壺に団子にしたよーな感じで油を満たす。油切れは機関助士として一人立ちしたばかりの頃のB6でいやというほど体験した。あの忌ま忌ましいシリンダー注油機構は厄介だったけど、その積み重ねで今がある。 C58の運転台(キャブ)に上がり、ブレーキの緩解試験を行う。ブレーキ配管は切れてないか、接続されているか、それらをこれで確認する。ちゃんとブレーキ配管の圧力は下がり、貨車のブレーキシリンダー圧力は上がる。時計を時計を置く台に置き、加減弁の向こうの行路表板に行路表を差し込む。昼間だから、発電機は止めている。だからあの甲高い発電機の音はなく、比較的静かだ。 発射時刻間近になり、昇圧も完了している。後は信号待ちだ。 ガタリと前方の腕木信号機の腕が下がり、進行現示となる。そして、また駅員の合図が上がる。萩野機関士、澤戸助士そしてボクの三人で歓呼する。『貨物下り出発、進行!』 (やべえ、時計を置く台を描き忘れた) |
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